看護師の日々の業務は行動計画を立てて行うようにしています。
1人で何人もの患者さんを受け持つため、患者さんそれぞれのスケジュールを覚えられないからです。
行動計画を立ててチェックしていくことで、漏れや抜けなどのミスも防げます。
しかしながら、ナースコールが入ったり、患者さんの急変があったりすると行動計画通りにいかなくなることがあります。
また、検査の時間が予定よりも早まったり遅れたりということもあり、行動計画が急遽変更ということもあります。
計画通りにならなかった場合どうすれば良いのかですが、やはり優先順位を考えて処理していくことになります。
例えば検査室に案内する時間と点滴の追加が重なったとします。
検査を受ける患者さんは自力で歩け、検査室には看護師が案内するだけです。
一方、点滴の追加は予定通りにできないと何らかのトラブルが起きる可能性があります。
そんな場合は点滴の追加が優先で、検査室への案内はそれからで大丈夫です。
優先順位を誤ると、大きなトラブルにつながる可能性もあり、注意が必要です。
優先順位は患者さんの状態によって決められますが、重症度が高い人が優先となります。
先ほどの例だと、ベッドに寝て点滴を受けている患者さんと歩いて検査室に行ける患者さんとでは、点滴の患者さんを優先すべきでしょう。
優先順位がわからない、決められないという場合は、迷わず先輩看護師に相談するようにしましょう。
忙しくて手が回らないようであれば、誰か代わりの人に依頼してくれることもあるので、1人で解決しようとせず、相談することが大切です。